海外生活／日本語の語感の劣化させないために
海外で、スウェーデン人の配偶者と二人暮らしで、仕事では英語か職業日本語（日本語学習者にわかりやすい日本語）を使い、周りに日本人がいない…。こんな生活が続くと自分の日本語力が劣化していくのではないか？と不安になったりします。たまに日本の家族や友人とSkypeで話すことはあっても、やっぱりオンライン上の会話は間やテンポや発話量が違う気がします。
日本語教師として働いていくうえで、日本語の語感を劣化させたくない。大げさかもしれませんがそう思うようになってから、意識的に続けていることがあります。
■語感を磨く（インプット編）
・自然な会話を聞く
⇒ドラマや映画などの脚本化されたものではなく、日本人が台本なしに自然にやりとりしているもので、聞くに堪えるもの（→上から目線ですみません）ということで、ポッドキャストでお気に入りのラジオ番組を見つけて聞いています。
【おすすめポッドキャスト】
TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』 | Podcast on Spotify
●おすすめポイント●
女性お二人の会話なんですが、お二人ともとにかく「しゃべりがうまい」と思います。
話の展開、広げたり、深めたりする技術も、言葉の使い方も、そして内容も面白いです。
【おすすめYoutube】
●おすすめポイント●
お笑い芸人ロザンさんが日頃気になっている話題やニュースについて話しています。他のYoutube番組と違い、ただただ二人で会話しています。しかも、雑談っぽく会話が始まり徐々に二人で話を論理展開していく流れが非常に面白いです。できる限り他人を傷つけず、自慢にならないように気遣いながら話すテクニック(?!)が勉強になります。
【おすすめ本】
『挫折を経て、猫は丸くなった。』 天久聖一 著 新潮社
●おすすめポイント●
小説の１行目だけを集めた本。１文だけで伝わる情景や感情、世界観があり、いい意味で言葉の破壊力を実感した本です。言葉で何かを表現したくなる本です。
■語感を磨く（アウトプット編）
正直、こちらはまだ開拓中です。今まさに、日本語でブログを書いて公開しています。文字面ではこれ以上のアウトプット実践はないのでは？と思っています。今後は音声面で、やはりライブ感覚の発信ややりとりができればと思っていますが、ややハードルが高めでやる気が起きないのが正直なところです。
■この時期よく見かける素敵な花（木？）
