令和 北のくにから

北欧生活:「写真」と「雑談」

続・二言語同時学習【失敗か】

バレエを見ました。

本日、スウェーデン語で書かれた小説、2冊目を読破しました。

 

相変わらずうまくしゃべれないわりには、厚手の本(ライトノベル)を読めるまでになった自分を素直に褒めてあげたい気持ちですが、それよりなにより、読んだ本そのものがすごくよかったです。

 

内容はナチスドイツの迫害から逃れようとスウェーデンに避難してきた子供たちの成長を描く物語で、小説らしく、形容詞を多用し、描写表現が多い文章が続くので語彙力のない私は、たった1ページ読むのに10分ぐらいかかることもしばしば。主人公の思い通りにいかないストーリーと、「戦争・移民」というテーマに手が止まってもおかしくないのに、なぜか最後まで意欲が衰えませんでした。そして感動の結末に涙。予想外でした。

 

読破できた要因のもうひとつはやはり、「学校の読書課題として強いられている」という点です。毎週ここまで読みなさいと言われ、内容の要約、行間をよんで自身の考察を記述…等々、ハードな宿題が盛りだくさんでした。

 

クラスメイトのほとんどは、自分たち自身も移民(避難民)であり、異国の地(スウェーデン)で子供を育てている方々なので、彼女たちから発せられる意見や考察は時に重く、また時には軽快だったりします。と、いうか、課題の本を読まずに適当に翻訳サイトを読んで済ませてくる方々が結構いて、「やっぱどこの国にもこんな人おるよな~」という感じです。

 

さて、もう一つの学習言語である英語についてですが、ひとことで言うと、「完全に飲み込まれた」状況です。日本語のレッスンをしている際にどうしても英語で説明しなければならない状況で「Men(でもね)」が反射的にでてきて、そこから瞬時に挽回できず脳がフリーズする…ということが最近多くなってきました。なぜそこでButと言えないのか??言えなかったとしても、サラっと英語に切り替えて「無かったことに」できないのか、情けない限りです。

 

明日の成人学校のスウェーデン語授業は「本を読み終えた後の、独自分析をシェアするディスカッション」です。(恐~)