令和 北のくにから

北欧生活:「写真」と「雑談」

スウェーデン 移民学校での日本人

休み時間の散歩道にて

手続き上のミスで、1レベル上の、対面授業クラスでスウェーデン語を勉強して7週間目に入りました。

■やっぱり対面授業はキツいなと感じた点

・これぐらいのレベル(grund SVA4)になると、在留歴の長い方々が多い。本当に流暢に話せる方が、ただ大学に入るために読解力や作文力を上げることを目的に勉強しに来ている。私のような逆のパターン(読み書きできるけど、しゃべれない)はおらず、クラスでは発言できない、発言しても平易な言葉でゆっくり話すのでかなり浮いた存在となる。

 

・扱われる話題が学習者の大多数を占めるアラブ系、アフリカ系の方々に理解されやすいものが多いので、スウェーデン語理解以前に、アラブ系、アフリカ系の価値観や文化理解のハードルを越える必要がある。とにかく、戦争、移民、犯罪、貧困の話題が多くいろいろな意味でしんどいと感じる。

 

■それでも対面でしか経験できないこと

・日本人は珍しいから誰でも気軽に話しかけてくれ、すぐに覚えてもらえる

スウェーデン語でのみ繋がり、逃げ場のないコミュニケーションをとる仲間ができる

・自分で取捨選択しない知見を広げることができる

 

●まとめ

読み書きが強い、移民としてはマイノリティの日本人がスウェーデンの移民学校、成人学校でスウェーデン語を学んでも話せるようにはならないと思います。なぜなら、会話力が伴わなくても、読解・作文力があるためにどんどん進級してしまうからです(!)。それでも、スウェーデン語のみで人と繋がり、なじみのない文化背景をもつ方々と議論できる機会はありがたいとは思います。ただ、私はまだ知識レベルと発話レベルが乖離しすぎているので(涙)、次の学期はオンライン受講にします。絶対に。